経営

独立はゴールではなくスタート!独立を考えている人に見てほしいブログ

余程売れっ子の状態で独立しない限り、忙しい毎日が待っていることはありません。

たくさんの指名客がいたとしても独立して付いて来てくれるのは

半数近くと言われています。

(もっと来てくれるという自信があっても、半数として見込んでおいた方が良いです)

オープンして最初から予約いっぱいになればいいですが、ほとんどのサロンがそうではないはずです。

暇な時に何をしているか?

僕はお客様が1人しか来なかったり、予約0件の日が続いたりと、かなりの暇な時間を過ごして来ました。

お客様が増えて来たなと感じるまでに2年近くかかりました

その間は、SEOを勉強して徹底的にブログを書き認知を広げ、

それと同時に試算表の見方や経理の仕方など経営の本を読み漁りました。

技術の練習は全くしていません

お客様が来なくて暇なのに来た想定で練習する余裕などありません。

来てもらう事に全集中して行動し続けました。

今となっては、

あの時、暇な時間があったから追い込めたと思っています。

忙しかったら後回しにしていたでしょう。

暇を暇と受け止め、何をしなければいけないのか優先順位をつける。
労働者と経営者の二刀流を実践しなければ生き残れないのです。

周りの経営者さんを見て、

あの人頑張っていないのに続いてるよ

という人がいるかもしれません。

それは、

  •  人知れず頑張っている
  •  強運

のどちらかです。

あの人も上手くいってるから自分も大丈夫だろう

と呑気に考えるのはやめましょう。

大丈夫じゃなかった時は全てを失う時です。


これで戦っていくんだという強い気持ちと武器

これを見つけてください。

このお店が続いてきた大きな要因の一つ

明確なウリ途切れさせたことのないSNSの発信

だと思っています。

SNSについては仕組みも踏まえ相当勉強しました。

見せ方と魅せ方。

SNSは使い方を間違えるとマイナスイメージになります。

適当な写真を載せると価値が大きく下がるので徹底的に勉強しましょう。

これからの時代はやっていて当たり前です。

計画→実行→評価→改善

これをPDCAと言います。

これを繰り返し繰り返し継続してきただけです。

僕には特別な才能も能力もありません。

唯一、才能があるとしたら

”決めたら絶対にやる”という能力はあると自負しています。

一回のチャレンジで成功するできるほどビジネスは甘くない!

成功する人と諦める人の違い

上・進んでいることを楽しめる人
下・頑張ったから仕方ないと諦める人

途中にどんな災難があって逃げたくなっても、

成功するまで続けられたら、それは成功です。

諦めさえしなければ、成功率は100%です。

上手く行かなくても、

明確にウリと決めたのならPDCAを回し続けてください。


売り上げに対しての構成比をしっかり把握しましょう

これが出来なければすぐにお金が底をつきゲームオーバーです。

少し難しい話になりますが、

売上−経費の残りが儲けと思っている人が多過ぎます。

(売上ー経費)+営業外収益ー営業外費用

これで出た経常利益というものを見なければなりません。

粗利が出ていてもこの計算式に当てはめると赤字ということも少なくありません。

会計事務所などと契約していれば毎月試算表というものを出してもらえます。

それを見て会社やお店の健康状態をチェックするというのがとても大事です。

会計事務所と契約しない場合は少なくとも、

  •  家賃や電気代などの固定費
  •  広告宣伝費
  •  人件費
  •  材料費

が、売上に対して何%占めているのかは絶対に知っておくべきです。

  •  家賃は10%以内
  •  人件費(社会保険込み)は45〜55%以内
  •  材料費は10%以下
  •  広告宣伝費は10%以下

このようにしっかりと数字の基準を決めておかないと、お金の流れがわからなくなり、売り上げが安定しても出ていくお金が多過ぎて赤字ということになります。

全て上記の通りに行っても会社(お店)に残る利益は10%ほどです。

経営者はこの出ていく%の数値を少しでも下げる努力をしなければなりません。

家賃などの固定費は売上に対して払うものではないので、高すぎるだけで後々重くのしかかります。

家賃は10%以下 or 2日間の営業で回収できるテナントを借りましょう

借りる際はしっかり家賃交渉して、1円でも安く借りれるようにしてください。

あとは材料費です。

材料はしっかり管理ができていなければ、あっさりとオーバーしてしまいます。

材料費は管理能力が一番問われます。

安く仕入れる努力と交渉、注文のし過ぎにはくれぐれも気を付けてください。

努力したら下げれるものは全て下げましょう

下げる努力をしなくていいのは人件費だけです

頑張っているスタッフにしっかり給料として還元する為にムダな支払いは極限まで切り詰めましょう。

頑張って売り上げた1万円と

ムダを無くして生まれた1万円は

同じ1万円です。

少しくらいなら適当でいいやという感覚は捨ててください。



こうして出た利益から、

法人税や事業税、個人事業主であれば所得税がかかってきます。

キャッシュフローをしっかり把握せず、節税と称して必要のないものばかりを買っていると黒字倒産ということもあり得ます。

数字にはかなりシビアになりましょう

いくら良いことを言っても、最終的にスタッフを守ってあげられるのはお金です。

一人で独立した際、

怪我や病気になったら家族を守る手段は考えていますか?

スタッフを雇う際、

社会保険に入れる余裕はありますか?

「雇われている時の不満は独立をしないと解消されない」と最初に言いました。

自分で好きなように決めることができる分、
責任と重圧は何倍にもなって降りかかってきます。

職場の環境や社員同士の仲の良さはもちろん大事ですし、向上に努めないといけませんが、

独立を考えている人の為の記事なので敢えて強く言います。

資本主義社会の中で一番大事なのは利益です。

お金の大事さを感じ、
強靭なメンタルを持って独立を考えてください

僕の体験談も踏まえての話なので誰かの参考になれば嬉しいです。

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ABOUT ME
中野 洋志
(株)HiLO代表取締役 美容室2店舗と美容サロンを経営 経営コンサルタントとしても活動中 趣味は読書で累計読書数は5,000冊を越える

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