僕は今年で美容師16年目です。
経営者でいうと10年目になります。
僕は今まで200人ほどの美容師さんと働いてきました。
(関わってきたの方が正しいかもしれません)
そしてたくさんのビジネスパーソンと関わりを持ってきました。
タイトルの【全ての仕事の共通項】ですが、どの仕事にも
”売れる”と”売れない”の違いは”たった1つ”しかありません
この本質がわからないといくら努力をしても結果は出ません。
最初からキツイ言い方になりますが、
努力すれば売れるという事にはなりません。
ここを勘違いするとただ莫大な時間だけが浪費していきます。
売れるために努力するのは言うまでもありませんが、
努力の仕方を今一度考えていきましょう。
売れ方にはパターンがある
”売れる”と言われるものに
- 人
- モノ
が、あります。
この際、人を売りにしている仕事もモノを売りにしている仕事も”全て人が売っている”に直結するので同じようにお考えください。
売れ方を知っている人は営業マンになろうがホストやホステスになろうがどの仕事に転職してもある程度の結果は出せるようになります。
結論から言います。
売れる人(モノ)は
お客様の求める悩みや市場のニーズに合わせて努力が出来る
売れない人(モノ)は
技術や知識のレベルが上がれば売れると思っている
この”売れない”マインドは俗に言う
- ノウハウコレクター
- 職人気質
と言われる人たちです。
知識ばかりが増えて行動できないノウハウコレクターの人や技術ばかり追い求める職人気質の人で売れてる場合ももちろんありますが、
”売れる”という経営の視点がない人は独りよがりな仕事になりがちです。
先程、200人ほどの美容師さんと働いてきたと言いましたが、
売れている人で経営の視点がない人は1人も存在しません。
練習を頑張り、技術だけを磨けば売れると信じてやまない美容師さんは最終的に
- 辞める
- 売れない
の2択で終わります。
市場やお客様が求めていない仕事に時間を費やしても結果など出るわけがないのです。
過疎化している田舎で若者向けの技術を磨いてもお客様は来ませんし、
渋谷で白髪染め専門店を出してもお客様は来ません。
努力をするのならまずは戦略と戦術からスタートしましょう。
売れるという事
売れるという事は
- 人に喜んでもらう
- 人の悩みや問題を解決する
この対価がお金になる。これを忘れてはいけません。
「あなたの推したい技術やモノは市場にどれくらいのニーズがありますか?」
この分母が大きくならなければ売れるという目標からは遠のいていきます。
たくさんの人を喜ばせて
たくさんの悩みや問題を解決できる人が
”売れる”という結果が得られる
長く一線で活躍している人や長く続く店は
たくさんの人を喜ばせたという事実が創り上げるものなのです。
![](https://i0.wp.com/www.hiroshi-nakano.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_20211117221441.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
”売れない”の共通項は独りよがり
”売れる”とは対照的で”売れない”の共通項は
自分の都合で仕事をする事です。
たくさんのビジネスパーソンと関わってきましたが、売れない人は自分のことしか考えていません。
売れる人は周りの話をしますが、売れない人は自分の話をします。
僕の周りの尊敬する人たちは心の底から
「どうやったら周りが幸せになれるか」を考えてビジネスをしています。
お客様や市場のニーズだけではなく周りの幸せを考えて行動しているのです。
例え口だけだとしても、自分のことしか考えて行動しない人よりは利他的かなと思います。
稼ぎたいと思ってる人ほど稼げなくて、稼がせてあげたいと思ってる人が稼げる
これが資本主義です。
売れない人が陥りやすい罠
売れない人が言うセリフが
などがあります。
それは本当に顧客ニーズにハマっていますか?
自己満になっていませんか?
趣味でビジネスは成り立ちません。
”売れる為に学ぶ”のと”好きだから学ぶ”は似ているようで全然違います。
売れるためにスキルを身につけるはずが、スキルをつけることが目的になっていませんか?
目的と手段を間違えないようにしましょう。
![](https://i0.wp.com/www.hiroshi-nakano.com/wp-content/uploads/2021/11/IMG_20211117221522.jpg?resize=300%2C206&ssl=1)
お金儲けが汚いと思っている人
たくさんいますよね。
こういう方は、
- 詐欺や犯罪まがいの稼ぎ方
- 嫌な事と我慢の対価が給料
だと思っている人です。
人に感謝されて喜ばれる仕事をしましょう。
お金にキレイも汚いもありません。
不満があるなら環境を変えるべきですし、自分が努力して改善できるのなら変えるべきです。
人は何にお金を使うか
あなたはお金を使うとき、何に価値を感じてお金を払いますか?
という人がいます。
確かにお腹を膨らませることだけを考えたらムダなお金でしょう。
ですが、僕のほとんどのビジネスは飲んでいる最中から派生してきました。
とか
という感じです。
ミーティングで新たな発想は出てきません。ミーティングは確認事項と意識統一です。
飲み会をお金のムダと思うのは、そういう時間にしてしまっているからです。
僕はそういう飲み会に参加しませんし、高まる人としか飲みません。
お客様も同じです。
価値あるものにしか時間もお金も使いたくありません。
価値提供できていないから”売れない”のです。
自分がされたら嬉しいことを目の前の人にしてあげるだけです。それを淡々とやり続ける。
爆発的な結果は出ないかもしれませんが、時間が経てば必ず開花します。
”売れない”人はバズを狙いすぎなのです。
結果や給料はあくまで喜んでもらえた数を数値化したものだと理解しましょう。
と嘆く前に、
自分がやっている仕事はどれだけ周りを幸せにしているか?
これを考えれば自ずと”売れる”という景色が見えてくるはずです。