僕は10年前に地元である北海道帯広に戻り美容室を開業、独立をしました。
専門学校から札幌に行き、途中銀座などにも行きながら約7年間雇われの身で働きました。
縁あって地元に戻り、夢の独立を果たす訳ですが
この時に、
と思う出来事がたくさんありました。
地元で働いていたことはなかったので、お客様は0からのスタートです。
今となっては笑い話ですが、当時はめちゃくちゃ大変でした。
美容師歴は7年ほどあっても、経営歴は何もありません。
お客様はどうやったら来てくれるのかが何もわからないのです。
地元の友達からも
とか
とか
たくさん連絡をくれました。
この時に一つ学んだことがあります。
仲良くない友達ほど割り引きを求めてくる
みたいに平気で言ってくるのです。
確かに0からのスタートでお客様はいません。
ですが、スタイリストになるまでの時間や練習・セミナーに費やしたお金、努力を考えたら
とは言えないと思うのです。
多分そういう人からしたら、友達が美容室をオープンした事を
くらいに思ってるのでしょう。
友人が居酒屋を出したからと言って、
と言えますか?
面白いことに、
本当に仲の良い友達は割り引きされるのを嫌がる
と言ってくれるのです。
僕自身、友達のお店に行って割り引きをされるのがあまり好きではありません。
善意でしてくれるのはもちろんありがたいのですが
「安くするね!」とか「サービスしといたから!」と言われると借りができた気持ちになって「何か返さなきゃ・・・」という思いになるのです。
なんて言われたら逆に困ります。
生業として生計を立てているなら対価としてお金は受け取らないといけないと思っています。
仕事はボランティアではありません
朝早くからより遅くまで努力し、学び、お金を使って得た財産なのです。
お店側が
「サービスするよ」と言うのは気持ちが表れますが、
客側が
「サービスしてよ」と言うのは違うと思うのです。
コロナ禍で頑張っても潰れていくお店がたくさんあります。
お客様も安く済ませたいのはわかります。
ですが、
経営はお金がないと廃業になります。
僕がお店を出した事を知って久しぶりに連絡してくる人もいました。
これを言われた時の僕の冷め方と言ったら・・・(笑)
今でこそ笑えますが、その時は
「こんな連絡してくる友達は果たして友達と言えるのかな?」と
考えさせられました。
当たり前ですが、
このような連絡をしてきた友達(仮)とは今、誰とも連絡を取っていません
関わるだけムダなんですよね。
独立開業して人付き合いも精査することができました。
自分の得しか考えられない人は最終的に誰もいなくなります。
幼馴染だろうが、昔からの友達だろうが関係ありません。
相手に喜ばれる対応をして、
WIN-WINになれる関係性を築きましょう。